Q
分子栄養学、栄養療法ってなに?
A
「分子栄養学」とは、体の中の栄養素の働きを、分子レベルで解明する学問です。
分子栄養学をベースにした治療法を、「栄養療法」と言います。
分子栄養学の考え方は1950年代に始まり、1968年には天才科学者ライナスポーリング博士(2度のノーベル賞受賞)、精神科医エイブラハム・ホッファー先生によって、はじめて学問として発表されました。
従来の栄養学は統計に基づいており、「40代の女性で活動量が普通ならば、カロリーは〇〇キロカロリー、ビタミンAは〇〇IUを摂れば良い」という考え方でした。栄養所要量は、病気にならない最低限の量であり、健康でいられる量ではない、というのもポイントの1つ。
それに対して栄養療法では、いくつかの検査で細胞内で起こっていることを推測し、「あなたが健康でいられる量」「あなたに効く量」を用い、細胞レベルで健康を取り戻していきます。
一般的な栄養療法は、「足りない栄養を見つけて補う」ことが主ですが、これでは根本原因にアプローチできず、サプリ依存を作り出してしまいます。最新の栄養療法では症状に対処するだけでなく、「なぜその栄養が足りないのか」を重視し、体内に受けているダメージを修復、根本原因を改善、サプリのいらない体を目指します。