唾液は毒も消す！ほんとすごい！

前の記事で、「よく噛むこと」ってすっごいよ！
ということをお伝えしましたが、
よく噛むと、唾液がよく出ます。
今回は、唾液のすっっごい効果を。

唾液、出てますか？
今更言うまでもなく、唾液がしっかり出ていることは、
健康を維持する上ですごく重要です。

健康な人は、１日に１ℓ～１．５ℓの唾液が出ているそうです。


唾液の働き
・消化を助ける（炭水化物）
・口腔内保護
・虫歯を防ぐ
・味を感じやすい
・抗菌、抗ウイルス作用
・毒消し

今回はこの「毒消し作用」についてさらっとご紹介します。

カビ毒ってご存じでしょうか。
カビそのものではなく、一部のカビが作り出す毒素のことです。
代表的なものに、アフラトキシン、オクラトキシンなどがあり、
強力な発がん物質です。

カビは、高温で加熱すれば死んでしまいますが、
カビが作り出す毒素の毒性は、高温でも失活しません。

食品中にも含まれていて、特にカビ毒が多いのは、
穀類、ピーナツ、ナッツ類、コーヒー、とうもろこし、ドライフルーツ
と言われています。
スパイス類も、売られるまでの輸送、保管次第でカビ毒が発生します。
（できれば品質の良いものを！）

特に肝臓がんと関連が大きいようで、
肝臓に悪影響、ということは、
全身の代謝、解毒もうまくいかない、ということ。
（肝臓は解毒の中心臓器です）
なんとか、避けたいですよねーー

なんとこのカビ毒、
唾液に３０秒つけるだけで、毒性がほとんどなくなるのです！
そのうえ、ほとんどの発がん物質の毒性を無くすとか。

すごくないですか？！唾液！！

唾液中のどの物質が解毒してくれるかというと、
ペルオキシダーゼという酵素。
※酵素＝タンパク質だから、タンパク不足だと作られにくいよ！

このペルオキシダーゼは、活性酸素（体が老化するモト、みたいなもの）も
消去してくれるので、
強力な抗ガン物質、と呼んでも良さそうです。

しかも、高価な「〇〇がガンに効く！」みたいなものを飲まなくても、
タダですよ、唾液、自家生産できますよ、唾液。
もう、唾液をいっぱい出すしかないです！


詳しく知りたい方は、こちらもご参考に。
ちょっと古い資料ですが。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/soshaku1991/1/1/1_1_25/_pdf

ちなみに、ニトロソアミンも強力な発がん物質でして、
ソーセージやハムなどに含まれる添加物の亜硝酸塩＋アミン＋胃酸で
体の中でできてしまうことがあります。
（タンパク質は細菌の作用で一部アミンになる）

胃や腸の中までも、
唾液のペルオキシダーゼの効果があるかどうかはわかりませんが、
食品自体にニトロソアミンができている可能性もありますから、
ハムやソーセージを食べるときはドロドロになるまで噛んだらどうでしょう？！（笑）

そういえば昔っから、
「よだれが多い赤ちゃんは健康」なんて言いますよね。

「よく噛む」ことです。
これに尽きます。

地味ーーーーで面白くないと思いますが、真実です。

よく噛んで食べることは、子供の頃からの習慣（しつけ）の影響が大きいので、
大人の早食いを治すのは難しいのですが
（私がほんとに早食いなのです）
コツは、とにかくゆっくり食べることを意識することと、
低血糖を治すことです。
低血糖があると、ソワソワせっかちになりますから。
（血糖値が安定すると、マジで落ち着きます！）

楽しくゆっくり会話しながら食べるのも良いですね！
リラックスモードで。
（緊張していると唾液も出ません）

↑の実験では、発がん物質を唾液に３０秒つけてありました。
３０秒って、結構長いんですよ💦
おそらく、４０～５０回噛めます。

そんなに噛むと食事が楽しくないので（笑）、
一口目だけ意識して３０秒噛むとか
（最初にやるとそのあとも結構噛めます）
普段から、唾液が出やすくしておくこと、ですねー

あいうべ体操などで、口周りの筋肉を鍛えるのも、良いようですし、
唾液腺のマッサージもとっても有効！

もちろん、最初に酸っぱいものを食べるのも良いですよ！
梅干しを思い浮かべるのでもいいのかも？！

そういえば、おととしだったか、
息子が濃厚接触者になったときに、唾液検査に連れて行ったのですが、
唾液を出すために、こんな写真が貼ってありました。

なかなか親切！

タダでめちゃ健康に良い唾液、
ドバドバ出していきましょう！笑

ちなみに、
口を開けて唾液をピューっと噴き出せる友人がいます笑
すごい！