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パサパサしない!照りっ照りブリ大根

寒い時期の、脂ののったぶりのアラで作るブリ大根、
おいしいですよね~



魚料理、得意です!笑

ブリと大根だけあればできる、という、
準備する食材がたった2つなのも、手軽で良い!

でも、「ブリがパサパサになってイマイチ」
「照り照りに仕上がらない」
「大根に味がしみない」
という声も聴きます。

今回は、「分量何g」という細かい数字はありませんが、
煮方のコツを満載でお届けします。

まず、ブリのアラを買います。
大抵、
「身がしっかりついた部分」と、
「骨だらけのアラの部分」が、
どちらも入っています。
※骨だらけの部分をアラと呼んでいます

いきなり大事なコツを書きます。
「身は食べる用、アラ(骨)はダシ用」と考えてください。

ブリ大根って、ブリと大根を煮るだけなのですが、
一緒に煮始めると、
大根がようやく煮えて味が染みる頃には、ブリはパサパサになります。

魚って、とにかく「強火で短時間でさっと煮る」
これが、ものすごく大事。
(アクアパッツァは除く←次の記事に書きます)

ですので、手順としては、
①アラと大根を炊く
②大根が軟らかくなったら味をつけ、

 味がしみこむまで煮る(大根取り出す)
③身も入れてさっと炊く
(大根戻す)


さあ、これで、ブリの身ふっくら、
パサパサしないブリ大根ができます(*^^*)



あとは、「照りっ照り」に仕上げる方法です。
これはなかなか伝えるのが難しい。
分量じゃないんですよねー。
「身を強めの火で5分煮たら、煮詰まって照りが出る」
くらいの水分量のときに、身を入れるのです。

魚の煮物って、みんな、焦げるのが怖くて水分が多すぎる。
煮汁がちょっとトロリとなるくらいが、美味しいですよね。
(薄めの煮汁を楽しむ、上品な白身魚の煮付けは別)

普通の魚の煮付けや味噌煮は、
「ゼロから始める自炊塾」で超詳しく、レシピも〇分煮る、も
細かく動画で紹介しているので、ぜひそちらを(*^^*)

できれば、↑の魚の煮付けの水分量をマスターしてから
挑戦してほしい、ブリ大根。


では、作り方を。

<準備>
ブリのアラは、身(が多くついている部分)とアラ(骨だらけの部分)を分ける。
アラは、血のかたまりなどを、流水でさっと洗う。
骨の間などは、歯ブラシを使うと洗いやすい。

大根は厚いいちょう切りか、乱切りにしておく。



①鍋に、大根とブリのアラ(骨だらけの部分)を入れ、
全部が浸かってしまうくらい水を入れて、強火にかける。
魚の臭みが気になる場合は、生姜スライス(又はチューブ)も入れる。

沸騰したら、アクをとり、
弱めの中火くらいにして大根が8割煮えるまで炊く。
(8割煮える=やっと箸が通るくらい)

②酒、みりん、砂糖を入れて5分ほど煮たら、醤油も入れる。
酒、みりん、砂糖、醤油は、全部同じくらいの量です。(体積)
甘いのが苦手な方は、醤油を半分くらいにします。

大根が十分柔らかくなり、大根に味がしみこむまで、
コトコト炊き、
大根がおいしく煮えたら、皿などに大根を取り出しておきます。
(入れたままでも良いけど、水分管理と、
大根が煮崩れやすいので取り出しておいた方が簡単)


③大根を取り出した後の鍋、この水分量が大事です。
今から5分ほど強めの火で一気に煮上げるのですが、
5分煮て、煮汁がこってりなるくらいの水分量にしておきたい。
(一度やれば、わかる)
多すぎるようなら、汁を少し捨てます。

この鍋を強火にして煮汁を沸騰させ、
身を入れます。
落とし蓋をして、一気に煮上げます。
身の厚さ次第ですが、だいたい5~6分。

このくらいブクブク煮詰めたい

身がたくさんついている部分を入れたら、
強めの火で短時間で煮ることが、
ふっくらジューシーに仕上げるコツです。

このとき、水分が少なすぎて
身が煮える前に焦げそうなら、水を少し足します。
味見もしてくださいねー

煮あがる1分ほど前に、大根も鍋に戻して、絡めるように煮ます。

できあがりー

照りっ照りで美味しそう!!!

説明が長いので、難しそうな気がするかもしれませんが、
やってみるとそうでもない。

①アラと大根を炊く
②大根が軟らかくなったら味をつけ、

 味がしみこむまで煮る(大根取り出す)
③身も入れてさっと炊く
(大根戻す)

これだけです。

習得するのは、水分の蒸発具合だけ。

もし、「身も煮えたけど、水分が多すぎる・・・💦」
というときは、
身を皿に取り出して、煮汁だけ煮詰めことです。
良い感じに煮詰まってから、身と大根を戻して絡める。
(このとき、大根を取り出してあるとやりやすい)

くれぐれも、魚の身を長く炊かないように!!

「魚を一旦取り出しておく」
というやり方は、
魚介類(火を通しすぎると美味しくない)を
他の野菜や芋と炊いたり炒めたりするときに、
すごく使えるワザです。

ブリと大根が美味しい冬に、ぜひどうぞー

あ、大根の皮をむくとか、
面取りするとか、
家庭料理ではそういうの、不要です(笑)
料亭にまかせましょう。

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