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健康な野菜には虫はつかない

私の一番の楽しみは、畑に行くこと。農作業。
自宅から15分ほどのところに、1反の畑を借りています。無料です。

1反=1000㎡=300坪

1人での週末農業には広すぎるので、
3人で使っています。
私は、野菜の他に、果樹やスパイス、漢方の生薬なども
育てています。

下の娘が確か1歳のころに借りたので、もう14年。
子どもたちが小さい頃は、一緒に畑に行き、泥んこで遊んでいました。

妹にひきずられる兄(笑)と、一緒に畑を使っている友人の子ども
大学生と高校生になった今は、一切手伝いません。
ドラム缶でベーコン作りながら、隣で焼き芋したり火遊びしたり

この畑を借りるきっかけとなったのが、
菌ちゃんファーム、吉田俊道先生の講演会でした。
まだ、ハイハイの娘を連れて、近くの公民館で。

吉田先生のお話は、主に2種類。
①無農薬でも元気な野菜を作る方法
②元気人間づくりの食生活改善法

①と②は密接につながっていて、どちらも欠かせません。
感動した私は、「このやり方で元気な野菜を作りたい!」と、
耕作放棄地を探し、借りることにしたのです。

食と健康に携わる仕事をしているからには、
本当の旬とか、ハウスと露地の違いとか、
知識だけでなく実際のことを知りたかった、
教科書と栄養素だけの頭でっかちにはなりたくなかった、
という理由もあります。
もともと超田舎育ちなので、野菜は庭からとってくるもの、
という意識も、どこかにありましたしね。




耕作放棄地=背丈より高い草ボーボー。
木のようなものもたくさん生えていて、
そこを、1人で開墾しました。

とりあえず刈り払い機をホームセンターで買い、
畑で説明書を見ながら、オイルを入れ、エンジンをかけ、
最初の2カ月ほどは、ひたすら、草刈りの繰り返しです。
一度、トラクターを入れてもらいましたが、
刈っても刈っても、草がぐんぐん伸びてきます。
木のようなものは、のこぎりでひたすら切り倒す。
真夏だったので、何度か熱中症になりましたよ・・・笑

そんなこんなで一人で必死に開いた畑ですが、
吉田先生のおっしゃる通りに土づくりをし、
野菜を植えると、
とんでもなく美味しくて、元気いっぱいの野菜が、
無農薬でも、肥料ナシでもできるのです。
(たまに失敗もしましたが)

小学生のころから植物を育てるのが大好きだったので、
もう楽しくてたまらない、畑仕事です。
(しかも、料理も好きなので、
食卓が、自分が作った野菜がほとんどな時の自己満足感たるや・・・笑)

以前は、畑に人を集めて、この方法をお伝えしたりもしていました。
今は時間がなくて、できないのですが。。。
吉田先生の講演会も、何度も主催してきました。

よく、
「無農薬だから、虫食いがあっても仕方ない」
と言われますが、ノンノン。
本当に健康な野菜には、虫はほとんどつかないのです!
元気なヒトは病気にならないのと一緒。
虫は、健康でない部分しか食べられない(消化できない)のです。
↑サラッと書いたけど、ココすごく大事で面白いところ!

自分でやってみて、「吉田先生の話はホントだったんだ!」と、
本当に驚きました。
しかも、ほとんど肥料分はやらなくても、
土を微生物いっぱいのフカフカにしたら、
無農薬でも大きくて立派な野菜ができるのです。
しかも、本当に、本当に、美味しいのです。

人参の葉っぱのかき揚げ、本当に美味しい!
どこに嫁に出しても、毎年超好評なにんじん
白菜も虫食いはほとんどありません


コツはとにかく、土の中を良い菌でいっぱいにすること。
菌が、野菜の根っこに栄養を与えてくれるので、
肥料はいらないんです。

詳しく知りたい方は、菌ちゃんファームHPから、
本を買うか、オンライン講座を見てくださいね!
https://kinchan.ocnk.net/
野菜づくりだけでなく、ヒトが元気になるヒントも詰まっています。



で、ここからが本題なのですが、
吉田先生とは14年のお付き合いですが、
(佐世保にも何度もおじゃましてきました)
ここ数年は、YAHOOニュースでお見かけすることも増え、有名人に!

柴咲コウさんや、山田孝之さんも、吉田先生から野菜作りを習っているそうです。
こちらは、山田孝之さんとの対談。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d74ae80833dcc3a68459a3dbb6a9efc0abda601d?fbclid=IwAR31vzj7uvyI7o2q_XU87Q3HfHScfdt5xliCfq6jEaBL0rGxub3sU8uT_bs_aem_AagpoAK04xv4dNiLEFkti9pM_4eJMmshC0tUziIq1aLoYT0-ptp8JSynWcvyJxvW7LEYIL5pB-S5RdV-Oth6Vnxk

ぜひ読んでみてくださいね!


ここでは詳しくは書きませんが、
野菜が栄養を吸い上げる根っこと、
人間が栄養を吸収する腸って、本当によく似ています。
ここが、どれだけ微生物たっぷりで多様性があるかが、ポイントです。

本当に、ヒトの健康って、腸で決まると言っても過言ではないんですよね。
このことは、食と健康のことを学べば学ぶほど、確信をもって言えます。

そして、肥料をやらなくても、元気な野菜が育つように、
本来、ヒトにも過剰な栄養(サプリ)は不要なんですよね。
自然のものを食べていれば、健康になるようにできています。

でもですね。
今の私たちの体って、
農薬をかけて、化学肥料を与えて育てた野菜と同じです。
たくさんの化学物質に囲まれ、不自然な栄養バランスで生きています。
どんなに、自然に気を付けていても。

農薬+化学肥料をたっぷり使ってきた畑で、
「今日から無農薬、無化学肥料で野菜を作ろう!」
と思って人参の種をまいても、白菜の苗を植えても、
本当に、虫食いだらけのレース状の白菜しかできません。
しょぼーーーーい人参しかできません。
しかも、後味が悪い野菜になります。
えぐみが強かったり、苦みがあったり。
もっとひどいと、虫食いどころか、育たずに途中で枯れます。
これ、何度か実験したので、本当です。


そして、私たちの体も、似ているんです。
もともと不健康で、いろいろな不調がある状態だと、
そこからいくら良い食生活にしても、
それだけでは、短時間ではなかなか健康にはなれないんです。

(そこまで不調がひどくなければ、元気になる人はいますけどね)


農薬+化学肥料たっぷりの土をなるべく短時間で良い土にするには、
ほっとけば、草木がボーボーの土地になり、
何年もかけて、農薬+化学肥料が抜け、
微生物たちが戻ってきて、良い土に代わってきますが、
数年で元に戻そうとするなら、いろんなテクニックが必要です。

そして、人間も、そこはまた、同じ。

一度さまざまな不調を起こしてしまうと、
食を変えるだけで元に戻すのは本当に時間がかかります。

そこで、
必要ないものを食べない様にしたり、
サプリでしっかり栄養を入れたり、
プロバイオティクスで腸内細菌を入れてみたり、
たまにはファスティングで飢餓状態にしたり、
そういうテクニックを使うことで、比較的短時間で元気な体になれる!

こういうテクニックって、時間を有効に使うためにあるんですねー

と、そんなことを、吉田先生と山田孝之さんの対談を読みながら、
思いました。

サプリに抵抗がある人って、結構多いんですよね。
私も以前はそうだったので、すごーくよくわかります。

そしてどんな食生活を送れば健康的かは、
誰よりも知っていた自信があります。
菌ちゃんげんきっこも食べていましたし(笑)
しかも、畑仕事で土を触ってさらに健康的でした。
それでも、様々な症状は、年々ひどくなっていき、
栄養療法に出会うまで、治りませんでした。

そういう人も、多いんじゃないかなー。
そういう人ほど、
人工的な栄養を入れるのにはすごく抵抗がある。

気持ちはすごーくわかるのですが、
つらい症状がある方ほど、
一度騙されたと思って、栄養療法も試してみてほしいな、と思います。
大事な大事な、時間の節約になりますから!!

そしてみなさん、ぜひ、土に触れる機会を!
土から得られる情報は、机上の学びを軽く超えていきますよー。

ちなみに今日は4月12日ですが、
熊本の露地栽培(ハウスじゃないということ)の畑は、
絶賛端境期。
なーんも、野菜がありません!
もうすぐ、絹さややグリンピースができるかな。
にんにくの芽も、もうすぐ。
冬の根菜、葉っぱ野菜はトウがたってしまい、全く食べられません~
GW前後に、夏野菜の苗を植えます。

こぼれ種から、小さな小さな、アスパラガスの芽
一面に霜が降り、朝日に照らされた畑

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