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お正月太りをリセット!本気の七草粥

さてさて、お正月気分も抜けてくる(抜かなくてはいけない)時期。
大抵の方は仕事も再開されたかと。

お正月、美味しいものたくさん食べましたか?
私は熊本なので、盆正月には欠かせない、馬刺しをたらふく食べました。
大好きな黒豆はいっぱい炊いたので、今朝やっと食べてしまいました。

体が重いですよね・・・
食べすぎる上に、ゴロゴロしますからね・・・
私は毎年、正月休みは10数本ある果樹の剪定をするのですが、
(今年初めて脚立から落ちました)
それだけではカロリーを消費できていません。

そんな頃。タイムリーなことに、日本には七草の風習があります。
七草とは「人日(じんじつ)の節句」という、五節句の1つ。
江戸幕府が定めた節句のようです。
七草粥を食べて邪気を払い、一年の無病息災を願います。

奈良時代から、「若菜摘み」という、
雪の合間から出る早春の新芽を摘んで食べる習慣があったようで、
中国からやってきた節句と若菜摘みがドッキングしたのが
七草の風習のようです。

君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ
(光孝天皇)

まあ、理由やいわれは別に良いので、
たまには草を食べましょうよ。

野草って、本当にすごいんですよ。
野菜のように品種改良されていないので、
ビタミン、ミネラルがめちゃ豊富なのです。
その分、苦みやアクもありますけど、
デトックス効果も十分期待できます。

ということで、ほとんどの人が興味がないであろう、
本気の七草粥をご紹介します。
(最後にお粥の炊き方アリ)

七草は、
セリ
ナズナ
ゴギョウ
ハコベラ
ホトケノザ
スズナ
スズシロ ですよー

セリ(芹)

スーパーに売ってある水耕栽培のセリは、細長~いですが、
野生のセリは、香りが強く、
今の時期はそこまで伸びていなくて、茎は太いです。

何と言っても香りが良いですよね!
この香、根っこと茎の境目のところが一番強いので、
食べるときは下を切り落としすぎないのがコツです。

水辺に多い植物です

野生のものでも、買ったものでも、
根っこがついていたら、庭の湿ったところに植えておくと
いくらでも生えてきますよ。
冬~春にかけて、いつでも食べられますし。

野生のものを摘むときに気を付けたいのが、毒草です。
「ドクゼリ」というものがあるらしいんですよ。
私はまだ、見たことがないのですが。
ひどいと死ぬらしいです。

根元に節があるのは、ドクゼリだそうです。
セリの根元は白っぽくてツルンとしていて上品です。

他にも、キツネノボタンとも間違いやすい。
同じような場所に、一緒に生えていることもあります。
こちらも毒草なので気を付けてくださいね~

セリがたくさん摘めたら、セリごはんも美味しいですよ!
セリをさっと茹でて、小さく刻んで炊きたてごはんに混ぜるだけ。
塩をちょっときかせて。
セリの香りがふわ~っと立って、何とも幸せな気分になります。

もちろん、セリだけの和え物、お浸しは絶品!

ナズナ

いわゆるぺんぺん草です。
チロチロ音を鳴らして遊んだあの草です。
知らない人いないでしょ!?と思っていましたが、
中高年でも、住宅街で育った人は結構知らなくてびっくり。
(私は田んぼの真ん中育ちです)

今の時期は、ロゼットといって、
地面に葉が、放射状にぴたーっと張り付いた状態をしていることが多いです。
植物の、冬越しの形態の1つ。

ナズナのロゼット。綺麗な部分を摘んで食べます。
これは春の姿。南国では真冬でも結構咲いています。
バチの形

ナズナの葉っぱは、タンポポと同じく、意外と美味しいんですよ。
柔らかいところを摘んで食べます。
似た草に、グンバイナズナやタネツケバナなんかがありますが、
どれも毒はないので、別に食べても大丈夫。
タネツケバナは水の近くに多くて、美味しいのです。サラダにも良し。

こちらは行司さんの持つ軍配の形
タネツケバナ。可愛くて大好き

ゴギョウ(母子草)

母子草(ハハコグサ)とも言う、キク科の植物です。
私はハハコグサ愛がすごいです。
春になると淡い黄色い花が咲くのですが、まーー可憐!
葉っぱも、毛が生えて淡い緑色をしているので、
なんとも清楚な草なのです。

可愛い!!!
今の時期はこんな感じ


その昔、草餅は、このハハコグサを使っていたとか。
毛がびっしりと生えているので、よく絡んだのでしょうね。
今はヨモギにとって代わられてしまいました。
畑や田んぼの畔によく生えています。たまに道端にも。

姿かたちが似ているかどうかは別として、
こんなに紛らわしい仲間もいます。

セイタカハハコグサ:ハハコグサ属 激似 背が高い 花が濃い
チチコグサ:ハハコグサ属
チチコグサモドキ:ウスベニチチコグサ属 激似 葉のヘリが波打つ
ウラジロチチコグサ:ウスベニチチコグサ属

父に母にモドキに・・・馬鹿にしてんのか?!と言いたくなります笑

チチコグサ
チチコグサモドキ
ウラジロチチコグサ

花が咲くと、違いは歴然なんですけどね。
葉っぱだけだと難しい。無毒なので食べても大丈夫ですが。

ハコベラ(ハコベ)

鳥が大好きな、アノ草ですねー。
子供の頃飼っていたヒヨコによく食べさせました。
鶏もアヒルも大好き。
(ちなみに私は動物も大大大好きです)
ヒヨコ草とも呼びます。

よく見ると可愛らしい花なんですよ

歯茎に良いそうで、西洋ではチックウィードと言い、歯磨き粉にも入っているとか。
歯槽膿漏の人は、ハコベを摘んで歯茎にこすりつけると良いかも。

いたるところに生えていますが、
こちらもかなり似た仲間草があります。
ミドリハコベ=ハコベ 在来種 全体的に緑色 花柱3本
コハコベ ヨーロッパ原産 茎に赤みがある 花柱3本
ウシハコベ 全体的に大きめ 茎の節部周辺が暗紫色 花柱5本

うちの畑には、ウシハコベが多いです。コハコベは見ないかな。
でもどれも、美味しいですよ。

ホトケノザ

ホトケノザは通称で、本名は小鬼田平子(コオニタビラコ)と言います。
七草の中では、一番見つけるのが難しい草かも。
パックで売ってある七草は、大抵タンポポで代用してあります。

「タンポポで代用しています」なんて書いてあれば正直でよろしいのですが、
何も書いていないのに、入ってる葉はタンポポじゃん!
これ、コオニタビラコじゃないじゃん!
というとき、モヤモヤします。

あとですね、「食用タンポポで代用しています」
と書いてあるものもあるのですが、
タンポポに食用も何もないです。
タンポポは、普通に食べられます!

寒いときはこんなロゼットで過ごします
春になると、キクに似た小さな花がたくさん咲きます可愛い!
(画像はネットからお借りしています)


水田、川沿いの湿地などに生える在来種で、
水に種を乗せて増えていくそうです。
水田の減少により見つけにくくなっているのです。
しかも、農薬使用量が多いと、育たないとか・・・

実家の裏は、田んぼばかりなのですが、
ある田んぼには一面に生えていますが、
隣の田んぼには全くない、という感じ。
冠毛がなく、葉に毛がありません(表は無毛、裏はほぼ無毛)

こちらもまた、ややこしい仲間がいまして・・・

コオニタビラコ:ヤブタビラコ属・・冠毛がない 高さ10cm
ヤブタビラコ:ヤブタビラコ属・・冠毛がない 高さ20~100cm 軟毛が多い 葉がやや立ち上がる
オニタビラコ:オニタビラコ属・・冠毛がある20~30cm 軟毛が多い 白い乳液が出る(タンポポに似る)

上:コオニ 葉の先が丸い  下:オニ 葉の先がとがって毛が多い
左:ヤブ 毛が多い  右:コオニ 毛がない

ホトケノザ(コオニタビラコ)を見つけるときは、
葉っぱに丸みがあって毛がなく、ツルんとしてる
ココです。


ちなみに、本名のホトケノザは、こちらの植物です。

本来のホトケノザ。匂いがきつくて美味しくない。

群生した感じは、オドリコソウ、ヒメオドリコソウと少し似ていますね。

スズナ

カブですね。
日本書紀にも記される古くからある野菜です。
アフガニスタン付近のアブラナの原種から根の太るカブとして栽培化されたそう。
カブの葉っぱはビタミンA、Cがとっても多いです。

種をまいておけば簡単に栽培できますが、
霜に当たると葉が痛むので、
この時期は葉が出回らないこともあります。

スズシロ

こちらがダイコン。

古事記の仁徳天皇の歌に「おほね」として登場する歴史の深い野菜です。
原産地は地中海沿岸ですが、品種数・生産量共に日本が世界一!

こちらも霜に当たると葉が痛みます。

カブも大根も、葉っぱには根っこより栄養が盛りだくさん!
うちの畑も、大根は毎年たくさん植えるので、
葉っぱを刻んで塩を振り、しばらく置いて水を絞って
アツアツごはんに混ぜたものをよく食べます。
いわゆる「菜めし」ですね。

七草とは全く関係ないのですが、
ダイコンの花に似ている、ということでついた名前の草があります。
「スズシロソウ」と言います。
実はあまり大根の花には似ていないのですが、
これが何とも可憐でかわいい花が咲く草で、私は大好きで、
とある石垣に生えているのを移植し、我が家で繁殖しています。
(我が家の狭い庭は野草だらけです)

画像は吉備路net、さんからお借りしました

いかがでしたか?
たぶん誰も興味ないと思いますが・・・私は野草が大好きです。

七草セットって、買うと1パック500円くらいするんですよ。
草に500円も使うのは悔しいので、毎年草を摘んで食べています。

セリは近くにないので、川から摘んできたものを植えていますので、
庭にはびこっています。
ホトケノザ(コオニタビラコ)だけが、畑にはないんですよー。
移植しても、水がないので増えない。
こればかりは、田んぼに取りに行きます。

あ、オマケですが、
七草粥に、ほんの少し、カキドオシを入れると絶品です!
カキドオシは、結構どこにでも生えている草でして、
たくさん入れるとスースーして大変なことになりますが、
ほんの少し、隠し味に入れると、これがもうびっくりするくらい旨味が濃い。

春過ぎると、茎が立ち上がってきてかわいい花が咲きます。

ちなみに、胆汁分泌作用や、血糖調節作用がある薬草でもあります。
栄養療法的にも嬉しい作用ですね。

そんなこんなで、食べられる草たち。
七草の日だけでなく、たまに食べるとデトックス効果、期待できますよ!

お粥の炊き方

お粥を、お米から炊いたことありますか?
今は離乳食でも、ごはんに水を加えて炊く方も多いですが、
米から炊いたお粥って、本当に美味しいのです!
全然違います!
ぜひ一度は、炊いてみてくださいね。

お粥の炊き方(基本の七分粥)2~3人分
米 半カップ
水 3・1/2カップ(米の7倍)
塩 2つまみ

1 洗った米の水分をザルで切り、鍋に入れて水も入れ、火にかける。
2 沸騰したら吹きこぼれないように30分~40分、コトコト炊く。塩を加えてひと混ぜしてできあがり。
3 七草を入れるときは最後に、刻んだ七草を入れ、かきまぜながら火を通し、塩を足す。

基本を書きましたが、私は計ったことありません。
適当で大丈夫。
(すごく増えるので、米の入れすぎ注意)
米を適当につかんで鍋に入れ、
ざっと洗って水をいっぱい入れて、火にかけるだけ。

最後に塩。
蓋をしなければ、めったに吹きこぼれることはありません。

水が多ければ炊いて飛ばせばいいし、
水が少なければ、途中で足せばいい。
適当で大丈夫です。

1つコツは、途中で混ぜないこと
底が焦げるのが心配で混ぜたくなりますが、
気になるならさっとひと混ぜ、
底にくっついた米を浮かせるだけにしてください。
混ぜると粘りが出てしまい、ネットリ仕上がってしまいます。

骨付きの鶏肉(手羽中、手羽先)と一緒に炊き始めると、
骨から良い出汁が出て、
それだけでご馳走!の鶏粥ができますよ。
ボーンブロス効果で、アミノ酸もしっかり摂れます。
しっかり塩をきかせてくださいね!

それににんにく、生姜などを入れて炊けば、参鶏湯風!

冬はもともと、ため込む季節。
ダイエットには適さない時期です。
脂肪がないと、寒いですしね・・・

ほら、北の寒い地域に行けば行くほど、
動物も人間も、大型化するものですし・・・(言い訳)

本格的なダイエット、デトックスは春を待つとして、
とりあえず、お正月に増えた体重くらいは元に戻しておきましょう~

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