
作って瓶に入れ、冷蔵庫にあると、
めちゃ便利な塩ダレ。
塩味の炒め物って、塩だけで炒めても、イマイチ物足りない場合が多い。
お店で食べる塩炒め、美味しいですよね?
市販の塩ダレ、美味しいですよね?
あれって、化学調味料がシッカリ入っているからです。
なんとか、化学調味料ナシで、おいしい塩ダレが作れないかな?
と思って作ったのが、この塩ダレです。
マーボーの素同様、
市販のタレに変わるものを作りたいよねーと、
友人の土岐山協子(おだしプロジェクト主催)と考案。

販売すると、とっても好評です。
化学調味料を使わずに旨味をアップさせているのは、
「酒」です。
この酒、とっても大事。
マーボーの素のところでも書きましたが、
スーパーの酒コーナー以外に置いてある「料理酒」は、
塩が3%ほど入っています。海の塩分濃度くらいです。
(塩を入れると飲めない=酒税がかからない)
これを料理に使うと、レシピ通りの味より塩辛くなります。
そして、塩以外にも、
たんぱく加水分解物、
水あめ、
酸味料 など、
本来「酒」には使わない、様々なものが入っています。
本来「酒」は、良質な米と麹を、
長い期間発酵させることによって
微生物の働きによって、旨味が出るのですが、
短時間で安く作り上げるために、そういう工程を経ていない。
だから、旨味をつけるために、いろいろ入れるのです。
ですので、美味しい料理を作りたいならば、
原材料が「米、米麹」だけの料理酒を選ぶこと。
できれば国産米だと良いですね。
熊本の酒造、瑞鷹さんだと、こんな料理酒あります。

普通のスーパーには売ってないので、手に入りにくい。
スーパーなら、酒コーナーにこんなのもありますね。

では、飲むための「酒」と、「料理酒」では何が違うのか。
それは、
酒を作るときは、スッキリ感を出し、雑味をなくすために、
米を研いで研いで、真ん中を使います。
大吟醸になると、5割くらい研いで本当に真ん中だけを使うのです。
でも、料理酒は、旨味が欲しいのですよ。
だから、あまり研ぎません。=本来のうま味たっぷりの「酒」ができる、
というわけ。
前置きが長ーーーーくなりましたが、
料理ってほんと、調味料選びが大事なんです。
美味しくない調味料使って「美味しくなかった」って言われるのも
残念だし(笑)
で、塩ダレのレシピです。
酒 150g
塩 50g
砂糖 50g
玉ねぎ 20g みじん切り
にんにく 2g おろし又はチューブ
生姜 2g おろし又はチューブ
酢 小さじ1/2
黒コショウ 適量
作り方
①小鍋に砂糖以外のすべてを入れて、混ぜながら加熱する。
②塩がすべて溶けたら、砂糖も入れて沸騰させる。
③1~2分、グラグラ沸騰させてアルコールを飛ばしたらできあがり!
瓶などに入れて保存してください。
ものすごく塩が濃いので、1年でももちますが、そこは自己判断で。
※砂糖を最初から入れると、塩が溶けきれない場合があります。
この塩ダレ、かなり濃いので、使う量に気を付けてくださいね。
もやし炒めが、もやしだけで美味しい!!ってなるのですが、
(豚バラとか入れなくても美味しい!)
もやし1袋で、小さじ2杯くらいで良いです。

その他、
塩唐揚げの下味、
八宝菜(→中華丼)
チャーハン
塩焼きそば
豚バラ白菜
居酒屋のキャベツのタレ

などなど、いろんな料理の下味、味付けに使えます。
「濃い」ことを、頭に入れておいてくださいね。
(持つように、濃くしています)
そうそう、油をしいたフライパンで裏表こんがり焼いたサバに、
最後にジュっとひと回ししてさっと絡めるのも、すごくおススメ!!

あると何かと便利な塩ダレ、
まあ、市販品でもいいのですが、
やたらとうま味調味料の味が濃いので、
それが苦手な方は、作って冷蔵庫に置いておいてくださいねー

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