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リブレつけてファスティング5日間やってみた

前回の記事(栄養療法の食事5Fのお話)に引き続き、
5日間のファスティング初体験しましたー
臨床分子栄養医学研究会内でのグループファスティングです。

栄養療法的に、ファスティングの目的はこんな感じ。
・血液浄化、アンチエイジング
・デトックス
・腸内環境改善
・ミトコンドリア活性化
・小胞体ストレス改善(タンパク質の不良在庫一掃セール!的な)
・ケトン体による抗炎症
・精神の安定


もちろん、ダイエットにも。


食べすぎは、栄養がしっかり摂れる半面、
血液に負担をかけます。
食べないことで、血管、血液を一気に浄化!というわけ。

全身の血管の長さは、約10万kmと言われています。
なんと、地球2周半分!!
この長い長い、血液が流れる川を、綺麗にするぞー

効果はいろいろありますが、一回やってみたかった、というのが最大の理由。



ファスティング、断食にも様々な方法があるようですが、
私がやったのは、栄養療法界でも有名な、断食メガネこと、田中裕規さんのやり方で。
2万人以上のファスティング指導経験がおありだとか。
https://fasting-navi.com/meister/
その他、数名のアドバイザーや、栄養療法の医師が
常にスタンバイしてくださって、フォローも完璧。いざ。

長いので、時間があるときにでもお読みくださいねー

ファスティング準備

ファスティングの効果を最大限に上げるために、
少し準備が必要です。

グルテン、カゼイン、カフェインを、最低でも1週間前から抜いておくこと。
グルテン、カゼインは、腸に炎症を起こすので、
ファスティングの効果が出にくくなります。
また、カフェインもファスティング中は飲めないため、
前から抜いておかないと、ひどい頭痛が出ることも。

この辺は、15日間5Fをきっちりやっておいたので、万全の体制でした。
(グルテン、カゼイン、カフェイン、アルコール、シュガーフリー=5F)

それと、ファスティング前2日間は、動物性のタンパク質も抜きます。
ファスティング中は解毒が亢進するので、肝臓、腎臓がとっても大事。
肝臓、腎臓の負担を減らしておくためです。
(固形のものを食べなければいいので、出汁はOK)

いざ、ファスティング

このファスティングは、修行ではないので、苦しいことはしません(笑)
血糖値を安定させておくことがすごーーーーーーく重要でして、
様々な植物を発酵させたドリンクを飲みながら行います。
低血糖になると、一気に交感神経が刺激されるため、効果激減です。

ラクトクレンズ

プルーンのような味のドリンクで、乳酸菌の数がものすごいらしい。
これで、最低限必要な糖分を摂ります。
(1日500kcal弱くらい)
かなり薄めて、血糖値が上がりすぎないよう、下がりすぎないよう、
点滴のようにチョビチョビ飲みながら行います。

脂肪燃焼を助けるカルニチンや、様々な代謝に必須なマグネシウム入り。
それプラス、解毒に必須なタウリンもサプリで補給。
水溶性ビタミンは飲んでも大丈夫だそうで、
代謝促進のため、B群とCは飲みました。

それに、ミネラルたっぷりの塩と、梅干しを摂ります。
水分は1日2ℓ以上摂ります。

そうそう、血糖値の動きを見たかったので、リブレも装着!

ファスティング1日目

前2日間、動物性たんぱく質をとっていないせいか、
朝起きたら、すでにめちゃお腹がすいています(笑)

ドリンクをチビチビ飲んで、我慢我慢・・・

ドリンクは、1日に最低でもこのくらいは飲むように、
という量があるので、それを守るように飲みました。

食べないのはそんなに苦痛ではないのですが、
美味しそうなものを見ると、食欲がムクムクと湧いてくるんですよ・・・
私、栄養士でして・・・1日中、食べ物のことを考えるのが仕事なわけです。
買い物にも行きますし、
もうね、見るのはやはり、つらいですよ(笑)

この辺、独身の方とか、家族にご飯を作らなくていい方だと、
ラクかと思います。

「3日目あたりから、すごくラクになるし、食べたいという気持ちがなくなるよ」
と聞いていたので、その言葉を頼りに、我慢我慢。

なぜか、夕方ものすごく寒気がしてきたので、
急いで熱いマグネシウム風呂に入りました。
食べないことで代謝が落ちて、寒気がするのはよくあるのだそうです。
ドリンクの飲み方も、足りなかったかな。
(血糖値が下がりすぎたかも)

1日目のリブレ

私は血糖値の目標範囲を、80~150に設定しています。
グレーの帯になっている部分。

ドリンクちょこちょこ飲みなので、高血糖にはならないものの、
低血糖になっていないからと言って、
低血糖になってない、とは言い切れないのがリブレの限界です。

なぜかというと、血糖値がぐっと下がってきたら、
低血糖になる前に、アドレナリンがバーッと出て、血糖を維持することが多いのです。
(そのくらい、低血糖って体にとって危機だから)
アドレナリンを出してしまうと、台無しなのですが、
そこまでは、リブレではわかりませんが・・・

とりあえず1日目は、血糖値の動きに、そう大きな変化はありません。

ファスティング2日目

2日目朝。なんだかとても寝つきも悪かったし、
夜中何度か目が覚めました。
リブレを見てみると、はっきりと低血糖になってた。
寝る前のドリンクの量をもう少し増やすべきか。
もともと、グリコーゲン(飢餓時のために肝に貯めておく糖)を
しっかり貯めきれるタイプではないですしね。


もちろん目が覚めたらお腹がすいています。
定期的にお腹がグーとなりますが、
ドリンクをちょこちょこ飲んでいるため、想像されるほどではないかな。

でもやっぱり!見ると食べたい!!

午後、大変苦手な用事がありまして、体力を奪われました。
家に帰ると、体がダルくてダルくて寒気もして、
電気カーペット最強にして横になった途端、寝落ち。
こんな寝落ちの仕方ははじめてです。
あとでリブレを見たら、ドーンと低血糖になっていました。
今まで何度かリブレをつけてきましたが、
夜間以外で低血糖になったのは初めてです。
ストレスは、いかんですね・・・

起きて、家族に夕ご飯作りながら、食べたいなぁ・・・と笑
「血糖値が安定していないからお腹がすくのよ」
と、サポートの先生に言われましたが、
ほんとにお腹がすかないようになるのか・・・
我慢するのはそれほど苦ではないのですが、お腹はすきます。

この日は、前夜の反省を生かして、
寝る前に蜂蜜をスプーン一杯舐めてから寝ました。

ファスティング3日目

朝、起きたら・・・・「凪」でした。

ナニコノ落ち着き。
心が、少しも波打たないのです。
遠くに水平線が見えるようでした。

何か少し、ぼうっとしているような、
のんびりしすぎているような感じもしますが、
何しても、心がざわめかないのです。
運転中もイラっとしないし、あまり心が動かない感じ。フラット。
でも、しなくちゃいけないことは、普通にサクサクできます。


グループで報告したら、
「おめでとう!それがファスティングの第一の目的、菩薩モードよ」と。
血糖値が完全に安定することで、アドレナリンが出ない状態。

私は結構せっかちで、いつも先のことを考えてセカセカしているのですが、
(の割に、スイッチが切れるとぼーーーーーーっとしてる)
これは性格ではなく、「症状」なのだそうです。

「その状態を、普通に食べるようになってからも維持できるのが大事」とのこと。
血糖をコントロールするって、こういうことだったのか!!
と、もう目から鱗。

先生曰く、
妙に元気なのも、テンション高すぎるのも、キャピキャピなのも、
あれは血糖コントロールがうまくいっていないせいよ、と。

このフラットな感じ。
心がざわめかない、落ち着いた感じ。
今回、ファスティングをして一番良かった点は、これを感じられたことです。
こんなの、はじめてー

そして
子宮腺筋症の痛み(生理後1週間ほど結構な痛みが続きます)が、
ある時間を境に、途端に軽くなったのです。
と同時に、少し残っていた花粉症の症状が、完全にゼロに!
あまりに突然で、これにもびっくりでした。
ケトン体が出始めたおかげで、炎症が止まったのでしょうね。
(これは、食べ始めたらまた少し戻りました)

と、この3日目は、息子の誕生日でした。
「ケーキとかいらんけん、豚の角煮が山ほど食べたい」とのリクエスト。
じっくり時間をかけて、豚バラをホロホロに炊く。
私の角煮は、八角とシナモン、クローブも使うので、もう、良い香りが家中に。。。
自分で言うのもなんですが、超美味しいです(笑)

というのも、私も豚の角煮が大好物なのです。
白ごはんに角煮をたっぷりのせてかき込む幸せよ・・・
た、た、た、、、食べたい・・・・

血糖値が安定しても、私はどうも、食欲はなくならないようでした。
だって、家中に漂う良い香りとツヤツヤの見た目・・・仕方ないですよねぇ。
もちろん、我慢しましたが(´;ω;`)ウッ…

何か心が良い感じのあまり、ウォーキングまでしました。
せっかちゆえ、大嫌いなウォーキング。(歩くくらいなら走って早く帰ってきたい)
イヤでもなく、セカセカすることもなく、1時間弱歩きました。
これまた、自分史上、画期的な出来事でした・・・

これが、菩薩モード初日の血糖値。
16時ごろ、ガーンと上がっているのは、お風呂に入ったからです。

夜間低血糖防止のため、この日も蜂蜜一杯舐めて就寝。

ファスティング4日目

この日も相変わらずフラットモード。朝起きすっきり。
花粉症はゼロだし、子宮の痛みはごく軽いし。
良い感じでした。

が、やはりご飯を作ると、食べたいなぁとは思います。
見なければ、別にいいんですけどね。

昆布でとった出汁に、たたいた梅干しを溶かして飲むのはOKなのですが、
それが、ものすごく美味しく感じられます。
食べたくなったらそれでやり過ごす。


この日から、お腹がユルユルになりました。
痛みは全くないのですが、かなり頻回です。
もうお腹の中がすーっきりしている感じ。腸の大掃除。

いらんもん、ぜーんぶ出てるな、と思うと、とても気分が良いです。

蜂蜜一杯なめて就寝。

ファスティング5日目

心がフラットもいいとこです。
料理を見ると食べたいのは変わりませんが、もう心が穏やかで、
解脱したのかと思いました。涅槃です。

ファスティング中、毎日状態をメモしていたのですが、
この日は何も書いてなかった笑
そのくらい、心が全く動かなかったのかも・・
ちょっと寂しい気もしますが。

体がかなり軽く感じ、畑仕事もはかどりました。
足が、軽いんですよ。
もちろん、お腹周りもスッキリしています。

心配していたのは、痩せて頬がこけることでしたが、
それは全くありません。

そして、3日目くらいから感じていたのですが、
肌が、とってもいい状態!
どちらかというと乾燥気味の肌質なのですが、
なぜか、しっとり、艶がある。
化粧してちょっと出かける用事があったのですが、めちゃノリが良い。
聞いてはいましたが、不思議ですねー

ファスティング6日目

ファスティングはもともと5日の予定でした。
この日は、本当は朝から「すっきり大根」というのを食べるのですが、
それを食べると、お腹の中のものが「すっきり」全部出てしまいます。
トイレに籠ることになる(笑)

仕事なので、それは夜やることにして、夜までファスティングを続けました。

もうね、心も体も心地が良すぎて、あと2~3日、続けたいくらいでした。
もちろん、美味しそうな料理を見れば(作れば)、食べたくなるけれど、
それよりも、心地よさの方が勝つ感じ。

それもそのはず、この日の血糖の動きが、今までで一番安定していました。

でも、仕方なく、夜「すっきり大根」を作って食べる。
かなりの水分量も摂りますので、
もう、お腹はグールグルですよ(笑)
痛みは全くないんですけどね。サーっと、出てしまいます。
ひたすら、食べてはトイレ、飲んではトイレ、の繰り返しです。
宿便スッキリなのでしょうね(知らんけど)

ファスティング回復食1日目

ファスティングは、準備と回復食が一番大事、と言われます。

ファスティングで何も食べないため、腸粘膜の細胞は萎縮してしまいます。
(胃腸の粘膜細胞は、2~3日で入れ替わります)
そして、体は栄養をものすごく吸収したがっているので、
ここで、しっかりミネラル豊富なものを食べておくのがコツなのだそうです。
腸粘膜回復のために、アミノ酸+グルタミンも飲んでおきました。

動物性たんぱく質は、終了後3日間はまだ我慢。
胃腸に、肝臓に、負担をかけるので。
せっかく、デトックスも進んでいるので、邪魔したくないですしね。

一度に食べてしまうと、胃腸に負担がかかるので、
しっかり噛んで、ドリンクを飲んでいたように、
少しずつ回数を分けて食べるのも大事だそう。


で、ですね、
ちょこちょこ食べをしていたのですが、
リブレを見ると、少ししか食べていないのに、血糖値がかなり上がる!

量は少ないのに、普通に食事をしたときくらい、上がります。
おそらく、ものすごく吸収しやすくなっているのでしょうね。

でもやはり、体は軽しい、落ち着いています。
そうそう、体重を計りましたが、1.5キロくらいしか落ちていませんでした(笑)
5日も食べなかったのに・・・

でも、その前15日間の5Fで、1.5キロ落ちていたので、トータル3キロでしょうか。
ファスティング終了後、1キロ~1.5キロくらいは戻るそうです。

あまり動かなかったからかな。
まあ、痩せるのが目的ではなかったので、良いのですが。

ファスティング回復食2日目

この日もまだ、チョコチョコ食べ、5F、動物性たんぱくはナシで。

午後からちょっとした集まりがあり、
みんながサンドイッチやら美味しいお菓子やら、唐揚げやら、
美味しそうに食べているのを横目に、ぐっと我慢。
レモングラスティーがあったので、それでやり過ごす。
(トイレばっかり行ってました笑)



帰ったら猛烈にお腹がすいていたので、
さつま芋(中1本)とリンゴ(小)を少しの水で煮て、
シナモンをふりかけて食べました。

さつま芋の自然な甘さに、シナモンの甘さも加わり、
うっとりと幸せを感じる。

そして、リブレを見てびっくり!
人生初の、血糖値200!!

普通に、お腹いっぱい食べても、
お菓子をいっぱい食べても、最高で170~180くらい。
(本当は140までに抑えろと言われますが、そんな人、いるんかいな)
200なんていったことないのです。

実はリブレは、血糖ではなく間質液(細胞と細胞の間に満たされている液体)の
糖の値を計っているため、
誤差は結構あります。
20以上、誤差が出る場合もあります。

ですので、個々の数値はそれほど気にする必要はなく、
動きを見るもの、と言われます。

でも、それにしても、200はビビりますねー。
すきっ腹すぎたのかな。

それはそれで、大事なことを気づくきっかけにもなったので、
結果オーライなのですが。
(そのうち書きます)

そんなこんなで、回復食も終わり、
無事、ファスティングが明けました。

今のところ、たらふく食べていますが、体重は500g戻ったくらいでしょうか。
体が軽い感や、肌の調子の良さは続いていて、とってもいい感じです。

ファスティングまとめ

やって良かったです!
めっちゃ、良かったです!

一日中、ごはんを作るのが仕事(家でも仕事でも)だし、
何より料理が大好きなので、
(自分が食べなくても美味しいものを作りたい)
美味しそうなものを見るのはつらいのですが、
それでも、本当にやってみて良かった。

我慢を上回る、たくさんの成果がありました。

一番はやはり、血糖値が安定したことによる、
数日間の菩薩モードを体験できたこと
でしょうか。
(食欲という煩悩だけが、多少残っていましたが・・・)

栄養療法を始めて、だいぶ血糖コントロールもできてきたな、
と思っていたのですが、まだまだ上がありました。
そして、アドバイザーの先生方のアドバイスや指導がまた興味深く、
人の態度や文章を見ても、
なんとなくその人の血糖コントロールの状態がわかるようになりました。

もちろん、体の変化もすごくて、
炎症による症状が、ぴたりと止まる体験、
体の軽さ、肌の改善も、感動モノ
でした。

アレルギーやアトピーなんかがある方には、ぜひおススメしたいです。

もちろん、ファスティング後の出してしまうスッキリ感も、なかなかのもの。
たっぷりの水分と大根の繊維が、すべてを洗い流してくれる感じ。
お腹が痛いわけでもないのに、サーサー出るなんて、
普通は経験できないからですね(笑)


アドバイザーの先生曰く、
ファスティングにはその人の体調によって、2種あるそうです。
1つは、血糖値の安定による、精神安定を経験すること。
2つ目は、よく言われるデトックス、痩身。

もともとある程度健康でないと(代謝が良くないと)、
デトックスや痩身まではいかないのだとか。

何か不調があって、血糖値が安定せず、精神的に不安定だったり、
副腎疲労があったり、
そういう方も、一度、「血糖値が安定するってこういうことだったのか!」
という経験をするのは、すごく良いと思いますよー。
(とはいえ、あまりに副腎疲労や低血糖、貧血がひどい方は、
危険があって断られますので、あしからず)

断食メガネの田中さんのところでは、
グループでのファスティングがあり、
細かなフォローもしてくださっているようですので、
興味がある方は、ぜひ!
https://fasting-navi.com/fasting/

私もまたやりたいので、
仕事が長期休みのGWか、お盆休みにでも。

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