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リブレの落とし穴

「フリースタイルリブレ」ってご存じですか?

※画像はアボットさん(リブレのメーカー)からお借りしました

2週間連続で血糖値を測定するものです。
元々は、糖尿病患者さん用に開発されたもの。

こんな風に、二の腕にセンサーを貼って、
リーダー(又はスマホ)をかざすと、血糖値を読み取れます。

※こちらも画像はアボットさんより

センサーは専用の器具がついているので、それでガチャっと貼ると、
2週間は、お風呂に入っても取れません。
ほそーい針がついていますが、刺すときも別に痛くありません。
(最初は少し勇気がいるけど)

スマホをかざすだけで数値を読み取ってくれて、
その瞬間の血糖値もわかるし、
数値はグラフのようにも表示されるので、
血糖値の波が非常にわかりやすい。

※これまたアボットさんより借用

何をどのくらい食べたら、
何分くらいあとに血糖値が上がるか、なんてこともわかって、
人体実験のようですごーく面白い。

運動したりお風呂に入ったりしても上がるんですよ。
ヒトの体って不思議~


ただしこのリブレ、
正確にいうと、測定しているのは間質液であって、
血糖値ではありません。
血糖値というのは、血管の中の血液の中の糖の値ですが、
間質液というのは、細胞と細胞の間に満たされている液のこと。

でも、ほぼ同じです。
血液にのって運ばれてきた糖が染み出し
間質液に入っていくので、
15分ほど、遅れはあるようですが。


もともと、糖尿病(血糖値が高すぎる)方のためにつくられたものですが、
近年、低血糖も問題!ということが少しずつ認識されてきて、
低血糖をモニターするために購入する人も増えています。

私も何度も使用しましたが、
実は、低血糖の数値(80以下)はほとんど出たことがありません。
でも私は、低血糖アリアリでした。



どういうこと???





実は、低血糖って体にとって、本当に本当に、命の危機。
糖がなくなれば、即細胞の栄養がなくなり、エネルギーが作れません。
=死です。
終わり。
私たちが想像する以上に、低血糖ってすごいダメージなのです。

ですので体は、血糖値が下がりすぎる前になんとか血糖値を上げようと、
少し下がり気味になった時点で、
又は高血糖からグーンと下がってきた時点で、血糖値上げるホルモン総動員!

コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなど。


だから、リブレを見ても数値上は、低血糖がないように見えます。

ですが、これで「あ、私って低血糖ないんだ~!わ~い!」
と早合点してはいけません。

これらのホルモンについては、前回のブログで触れました。
たくさん出すぎると、
興奮、イライラ、ソワソワ、不安、落ち込み系のホルモンですよね。

あなたはこれらの症状はありませんか?
特に低血糖が起こりやすい、夕方~夜間にかけて。

夜目が覚めやすいとか、悪夢を見る、歯ぎしりするとか、
そういうのも低血糖のサインです。

これらの症状があれば、低血糖アリ、と見なします。
そういう症状があり、食後高血糖(150以上)もあれば、確定!

もちろん、リブレで低血糖の数値が出ることもあります。
80を下回ったら、危ないですねー。
たまに、40とか45とか出る方もいます。

リブレで低血糖の数値が出る場合は、より重症。
低血糖をカバーするほどのホルモンす出すことができない状態です。
おそらく、常にグッタリさんではないでしょうか。

リブレ、自分の血糖値の動きを知るのに、とっても便利!
今のスマホならアプリをダウンロードしてリーダーとして使えますので、
買うのはセンサーだけ。
アマゾンでも7000円くらい。
一度使ってみると面白いですよ~


センサー↓

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