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子どもの好き嫌い、どうする?

20年以上、0歳~中学生までの子どもの給食にかかわっていますが、
保護者の「子どもの食の悩み」で必ず上がるのが、
好き嫌いが多い
野菜を食べない

です。

特に、ピーマン、グリンピース、ねぎ、ゴーヤ、セロリ、ナス、椎茸などは、
嫌いな子、多いですよね。

これですね、答えから言っちゃうと、
全く気にしなくていいです

※ここでは、発達障害などの場合は除きますね。


子どもが嫌う野菜って、苦み、えぐみ、匂いが強いものが多いですよね。
子どもの舌は大人よりだいぶ敏感なので、
食べられなくて当たり前、でもあるのです。
私たち大人が感じているよりも、もっともっと強く味を感じています。

コーヒーやビールも、子供ってすごく嫌いますが、同じ理由です。
それが、大人になると好きになりますよねー。
大人は舌がある程度鈍感になりますし、
苦み、えぐみなどの刺激を快いと感じるようになります。
(もちろん、ならない人もいるけれど)

大人は、刺激が必要なんですよ・・・

赤ちゃんは特に、甘味以外をあまり受け付けません。
酸っぱいものも嫌いますね。
自然界では、
甘い=安全
酸っぱい=腐敗
であることが多いからです。



苦みやえぐみも、毒であることが多いですね。
野菜の苦みやえぐみにも、ごく微量の毒が含まれています。
だから、繰り返しますが、これを嫌うのは当然なのです。

それを、ピーマンを細かく刻んでハンバーグにして食べさせるとか、
努力をしている方がたまにいらっしゃいますが、
ピーマン、食べられなくてもいいです。
他に食べられる野菜を食べていたら全く問題ナシ。

大抵の子は、大きくなるにつれて、食べられるようになってきますから。

と、ここまで書いて、いつも思うのですが、
こういうとき。
「こうやったら苦手なピーマンも食べられますよ~」
「こんな工夫をすると良いですよ~」
的なことを言う方が、本当はウケがいいんですよね💦
寄り添い感、ていうのかな。
子どものため、というより、お母さんの安心のため・・・

これは離乳食に悩むお母さんにも言えることで、
私は「離乳食なんて特別に考えず、
大人の作る途中で子供が食べられるものをとりわけるだけで充分」
と思っているのですが、
事細かに教えた方が安心される方もいます。
あんなに事細かに離乳食の段階が決まっているのって、ここ数十年の話だし、
おそらく日本と韓国だけなんだけど・・・

その辺は、お母さんの反応を見て、路線変更することもあります。
お母さんが安心することも、大事ですからねー

話がそれましたが、
たまに、大人でも、
〇〇と△△と✖✖だけは、どうしても食べられない、
という人もいますが(私にもありますが)、
数個の食べられないものがあったとして、健康上、何の問題もありません。
他のものを食べれば良いのですから。

困るのは、外食の時くらいでしょうか。
好き嫌いが全くないに越したことはないけれど、
「これはどうしても食べられないんです。ゴメンナサイ」
という気持ちがあれば、それで良くないですか。

私も子どもの頃、
それはそれは、好き嫌いが多い&小食な子でした。
味覚過敏、感覚過敏もあったと思います。
(スプーンの金属味はほんと、イヤだった。今では全くわからないけど)
嫌いだったものは、
野菜だと、ナス、ピーマン、グリンピース、セロリ、ゴーヤなど。
ナスなんて、あんなブニュブニュしたスポンジみたいなものは、
食べ物ではない、とすら思っていました。
野菜以外にも、たこ、いか、納豆、レバー、貝類なんて、
見るのもつらいほど、嫌いでしたねー。
あと、夏場、ぬるくなった給食の牛乳の匂いや、
ぐちゃぐちゃ混ぜたものも嫌いで、フルーツヨーグルトなんて、
もう吐き気を催すほど。
みんな大好きな給食のソフト麺も、グチャグチャ感が大の苦手でした。

その頃はまだ、「給食は何が何でも絶対に全部食べなければならない」
という指導だったので、ほんと給食がイヤで、というか、
給食=恐怖の時間でした。
超小食でしたので、すぐお腹いっぱいになるのに、
苦手なものだけが目の前に残り、
昼休みも、掃除の時間までも、食べさせられる苦痛といったら・・・

と、そんな私がなぜか給食の先生に。
でも、子どもたちが苦手な食べ物も、
「無理して食べる必要はないけど、普通に給食に出す派」です。



子どもが食べないものは食卓に出さない、という家庭もあるようですが、
私は普通に出します。
食べなくても、「食卓に出ていた」という経験って、結構大事だと思うので

特に今の時代、保護者も忙しくて、
時間がかかる料理って、家で出せないですよね。
たとえば「白和え」とか。
そういうとこは、給食の役割でもあるかなーと思っています。
残ってくるのはわかっているけど(しかも手がかかるけど)、
あえて、たまには出す。


子どもの好き嫌いを悩むお母さんたちに伝えたいのは、
「そんなに気にすることないよ」ということ。
そして、子供に何を食べさせたらいいのかわからない、
というお母さんたちに伝えたいのは、
「普通のご飯を作るだけでいいよ」ということ。

子どもの好きなものばかり作っていると、確実に糖質、脂質過多になりますから

ただ現代、「普通のごはん」が伝わりにくいんですよね。
ということで、これはまた次の投稿にでも。

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