コロナ後遺症患者の1割が発症するという、慢性疲労症候群。
慢性疲労症候群の症状は、このようなものだそうです。
以下、家庭版MSDマニュアルより
慢性疲労症候群は多くの場合、ストレスになる出来事の後で通常は突然発症しますが、発症前には上手く生活できており、機能的にも問題がなかったケースがほとんどです。主な症状は疲労です。この疲労は日常生活に支障があるほど重度で、通常6カ月以上続きます。朝起きたときからひどい疲労を感じ、それが1日中続きます。この疲労は、しばしば身体活動や精神的ストレスを感じているときに悪化します。ただし、筋力の低下、関節や神経の異常などの証拠がみられることはありません。ウイルス感染症様の症状が出ているときかその後で極度の疲労が生じ、発熱、鼻水、リンパ節の痛みや圧痛が伴います。しかし多くの人では、先にウイルス感染症様の症状が出ることなしに疲労が現れ始めます。
そのほかに、集中力の低下、不眠、のどの痛み、頭痛、関節痛、筋肉痛、腹痛などの症状が現れることもあります。抑うつがよくみられます。特に症状が重度であるか、悪化しつつあるときにその傾向があります。症状には、関連疾患である可能性がある 線維筋痛症と重なる部分がしばしばみられます。
家庭版MSDマニュアル https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/26-%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E8%A9%B1%E9%A1%8C/%E6%85%A2%E6%80%A7%E7%96%B2%E5%8A%B4%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4/%E6%85%A2%E6%80%A7%E7%96%B2%E5%8A%B4%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
コロナ後遺症で有名になりましたが、
もともと、いろんな感染症、外傷などのストレスの後に起こることがわかっていました。
高齢の方などは特に、インフルエンザなどの感染症にかかったあと、
体の回復までにかなり時間がかかることがあります。
とにかく「体がきつい」と言われますが、
それも、後遺症の1つでしょうね。
Cell Danger Response(細胞危険反応)仮説
多くの慢性疾患は、この3段階のいずれかが上手くいっていないことが
原因になっている、という仮説です。
細胞に、感染や外傷などの何らかのストレスがかかると、
ウイルスなどを殺すため活性酸素を大量に出し、
ミトコンドリア自らも活性酸素で自然死し、
その後、回復段階として、ミトコンドリアが再生してきます。
コロナ後遺症などの慢性疲労症候群では、
ミトコンドリアの回復(増殖)がうまくいっていないことが原因ではないか、
と言われています。
(ミトコンドリアはエネルギー工場なので、
数が減ると当然エネルギー不足=疲れる、組織が働けない)
ミトコンドリアの状態を知る
では、
慢性疲労がある場合、
・ミトコンドリアが少ないのか、
・ミトコンドリアが機能していないだけなのか、
それを知るためには・・・
有機酸検査のミトコンドリアマーカーを見ます。
ほとんどの項目で低下している(マーカーが左に寄っている)場合、
ミトコンドリアの数が少ない状態です。
数が回復していない。
後遺症の慢性疲労症候群は、こちらのタイプ。
一方、上の図のように、ガタガタだったり、多い場合、
機能していないだけです。
酵素がしっかり働いていないんですね。
コハク酸が突出しているのは、補酵素のB2不足。主にカンジダでやられています。
(詳しくは前の記事で)
ミトコンドリアの数を戻すためにできること
何はなくとも、まずはアミノ酸を摂ることです。
アミノ酸が、ミトコンドリアの材料だから。
必須アミノ酸を、1日20gほど摂ります。(10g×2)
また、ミトコンドリアの成長を促すピロロキノリンキノン(PQQ)を20~40㎎。
マグネシウム、ビタミンB群、CoQ10なども。
私はまだ、コロナ後遺症の方にお会いしたことはありませんが、
コロナ後遺症にも、いろんなタイプがあるようです。
慢性疲労症候群の他にも、
腹痛が続く、頭痛がとれない、嗅覚が戻らない、関節痛、息切れ、うつなど
様々です。
どの症状にも効くかどうかはわかりませんが、
ミトコンドリアが回復できないのではないか?
という視点で、対処法を考えてみるのもいいかも。
ちなみに我が家はまだ、コロナの襲撃を免れています。
いつか来るのか・・・
それとももう軽くかかっていて、免疫ができちゃったのか・・・
予防にはやっぱり、ビタミンDで免疫力を上げることのようですね!
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