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心の安定に要チェックな9つのこと

毎日気分よく過ごしていますか?
幸せ感を日々感じられていますか?
自分で自分を認められていますか?
生きていることに楽しみはありますか?
新しいことにチャレンジすることができますか?

人の思考、行動、感情はすべて
神経伝達物質と呼ばれる物質が
脳細胞から脳細胞に伝えられて起こります。


半分は電気で、半分は神経伝達物質と言われています。

やる気が出ない
気分が落ち込む
何もかもめんどくさい
悲観的
自分に自信がない
イライラする
怒りっぽい
暴力をふるってしまう、物に当たる
緊張感が強い
不安感が強い
ソワソワして落ち着かない
いつも何かに追い立てられるように感じる




お話を伺っていると、何も心配はなさそうに見えても、
このような気持ちを感じている人は、とても多いです。
金銭的に不自由はなくても、
仕事で活躍していても、
家族に心配なことがなくても、
外見がとても良くても、
気分障害を抱えている人はとても多い。
外から見える姿には、あまり関係ないな、と感じます。

では何が、気分障害を決めているのか。
ほとんどの人に、神経伝達物質のアンバランスがあります。

神経伝達物質には、ドーパミンアドレナリンノルアドレナリン
セロトニンメラトニンヒスタミンなどがあります。

実はこの神経伝達物質、もともとはタンパク質です。
タンパク質がアミノ酸に分解され、
そこからさまざまな代謝を経て、体内で作られます。

上の代謝図でもわかるのは、
神経伝達物質は栄養からできている
神経伝達物質の代謝は、栄養が調整している



もちろん、ものごとの考え方や価値観なども気分には影響します。
そこを心理学などの技術で補正するのもとても有効ではありますが、

神経伝達物質は栄養でできています。
その代謝も、栄養が左右しています。
だから、ここを正さなければ、根っこは治りません。


そう、神経伝達物質のアンバランスを補正するには栄養が有効。
「私の性格、いやだな~」と思っている人、
それは性格ではなく、ただの栄養不足かも?!

神経伝達物質減りすぎると増えすぎると
ドーパミン意欲低下緊張
セロトニン疲労、うつ不安、イライラ、ソワソワ
ヒスタミン学習低下神経的興奮
グルタミン学習低下興奮
アドレナリン意欲低下怒り、キレる、緊張
ノルアドレナリン意欲低下、集中力低下不安、緊張

アンバランスが起こる原因、9パターンをご紹介します。
平気そうにしていても、結構みんな何やかんやあるんですよ。
神経伝達物質のアンバランスは、みんな多少なりともあるので、
参考にしてくださいねー



1.低血糖を起こして、
血糖値を上げるためにアドレナリンが出すぎる


これはもう、低血糖を治し、
副腎疲労(血糖値を保つコルチゾールが出なくなる)を治すこと。

交感神経を刺激するホルモンが出すぎて、イライラ、ソワソワ、
不安感、焦燥感などが出てきます。

2.材料不足

神経伝達物質の材料であるタンパク質や、
代謝のための栄養が足りないパターン。
特にビタミンB6は、タンパク質代謝に超重要です。
プロテイン、アミノ酸を補給している人は、必ずB6を摂りましょうね。

有機酸検査をすると、どこの代謝が滞っているなどが一目瞭然。

3.炎症

この図は、上の一番右の列、
メラトニンまでの経路を抜き出したものですが、

体内に炎症があると、セロトニン、メラトニンに行く経路が障害され、
キノリン酸という、神経毒の方に進んでしまいます。

すると、セロトニンが減少して幸せ感なくなるし、
メラトニンも作られないので眠れない。

炎症とは、怪我などの短期間で治る急性炎症というよりも、
例えば歯根の炎症、上咽頭炎、脂肪肝など、
一見、そう大事に見えない慢性炎症などの方が問題になりやすいです。
小さな火が、ずーーーっと長く燃えてるから。

4.腸内環境悪化

セロトニンの90%は、腸内で作られると言われています。
腸のセロトニンと脳のセロトニンは別物ですが、
腸脳相関と言って、
腸の細胞は神経を介して脳とつながり、影響しあっています。

「腹黒い」「腹が立つ」「腹が決まる」「腹を探る」
のように、
昔から物事は腹で決める、という考え方があり、
腹を使った感情表現や慣用句は多いですね。

そんな腹のセロトニンの主役は腸内細菌。
トリプトファンからセロトニン、メラトニンを作る経路は、
腸内細菌が作る短鎖脂肪酸で調節されています。

5.重金属

神経伝達物質は、神経細胞末端で
「放出」「再取り込み」「分解」が繰り返されています。

水銀は受容体に結合してしまい、神経伝達を妨げます。
毛髪ミネラル検査で水銀が高く出ている人、
でなくて、実は低い人こそ、排泄できていない可能性大!
デトックスしましょう~(私も道半ば)

6.単一アミノ酸の補給

チロシンやトリプトファンなどの単一のアミノ酸を長期間とると、
神経伝達のバランスが崩れてしまいます。

7.グルタミン

精神疾患では、グルタミン酸とGABAのバランスが悪くなっています。

・グルタミン酸:興奮性の神経伝達物質、記憶や学習にも必要
・GABA:抑制系の神経伝達物質、精神安定に必須

グルタミン酸→GABAの変換に必要なのが、またまたビタミンB6

GABAは、多くの音の中から特定の音だけを拾うためにも必要なので、
夜の騒がしい飲み会の席で、隣の人の声も聴き分けられない人は、
ビタミンB6又はGABAを飲んでおくと良いらしいですよー。
(私も、全く聞き取れない方)

また、グルタミン酸神経の興奮でカルシウムが過剰流入し、
細胞死や神経炎症を起こします。
精神疾患や自閉症などで、
・目を合わせない
・攻撃的
・自傷、他傷行為
などがある場合、
避けるものはグルタミン酸、カルシウム、グリシン、低血糖
とっておきたいのは、マグネシウム、亜鉛、リチウム

子供は、低血糖に注意して、グルテンフリーは必須、
出汁を減らすと良いようです。
もちろん、グルタミン酸ナトリウム(いわゆる〇の素)の入っている
出汁や加工食品は禁忌。

8.ヒスタミン

ヒスタミンは多すぎると精神的興奮とアレルギーを起こします。
(抗アレルギー薬で眠くなるのは神経の興奮を抑えるから)

白血球数×好塩基球(BASO)%÷100が、70以上なら
ヒスタミンが多いタイプ。
症状がある人は、ヒスタミンの多い赤身の多い魚や青魚、
加工魚、加工肉、発酵食品は避けた方がいいかも。
腸内細菌も整えてヒスタミン生成菌も抑えたいところ。

9.オーバーメチレーション

聞きなれない言葉ですが、こちらはヒスタミンが少なすぎるタイプ。
上の計算で、30未満の人。
副腎疲労や腸内環境を治すと、気分が不安定になる場合、
こちらのタイプかも。
ドーパミンが多く、芸術的センスがある人も多いようです。

うつ病の5人に1人は、このタイプと言われていますが、
SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)が効きません。

対処法は葉酸やナイアシンなのですが、
ナイアシンは肝臓を傷めることがあるので、
栄養療法を行っている病院を受診してから摂るのが大事です。


まとめ

いかがでしたか?
結局毎回、大事なのは食事じゃん!で終わるのですが、
だってそうなんだもん。
精神の安定も、食事なんです。
(特殊な場合を除き)


血糖値の安定は、大前提。
とにかく低血糖を起こさないこと。
ということは、血糖値の爆上がりを防ぐこと。



神経伝達物質の材料が不足していても、
心は安定しません。
タンパク質でしたねー。
毎食、片手のひら一枚分のタンパク質食材を
ローテーションで食べること。
肉、魚、大豆、卵など。
消化吸収が弱い人は、消化酵素も必要ですね。



タンパク質の代謝には、ビタミンB6が必須でした。
ナイアシン(ビタミンB3)も大切です。
タンパク質をしっかり摂れていれば自然と摂れるのですが、
甘いものやアルコールが多いとB群は消耗します。
ビタミンB群はチームで働くので、
サプリで摂るときは、B群全部入ったものが良いですよ。

あとはやっぱり、腸内環境。
幸せホルモンセロトニンを増やしてくれるのは、短鎖脂肪酸です。
腸内細菌が、水溶性食物繊維を分解して作ってくれるので、
水溶性食物繊維をしっかり摂りましょう。
一番簡単なのは、ごはんにもち麦をどっさり入れること。
ネバネバ食品(オクラや山芋、もずく、なめこ、わかめ)
なんかも良いですねー。

炎症を抑えるのも大事でした。
歯根感染がありそうな場合は歯医者に行きましょう。
上咽頭炎を治すのはBスポット療法。
食事では、質の悪い油に注意してくださいね。
サラダ油、パーム油など。
それらを使ったお惣菜、ジャンクフードもご用心。
なたね油やオリーブオイルなども、
質が良くても摂りすぎにはほんと、注意です。

特に興奮系の子どもには、グルタミン酸にも気を付けて!
加工食品やジャンクフードにはたっぷり入っています。
しっかりやるなら、旨味だけを抽出するダシも要注意。


あとは、銅過剰とかホルモンの関係とか、
心が不安定になる原因は他にもありますが、
今回は神経伝達物質に焦点を当てました。

個人の精神的安定は、世界平和につながると思っています。
私も道半ばですが、楽しんで実践して、
イライラ、怒り、嫉妬、嫉み、もやもやを適度に手放していきましょー